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ナノ・IT時代の分子機能材料と素子開発 | AITOP
  • 申込要領

書籍


ナノ・IT時代の分子機能材料と素子開発

発刊日 2004年2月1日
定価 本体52,000円+税
頁数 826頁
造本 B5判 上製函入
ISBN ISBN4-86043-044-1
発行 (株)エヌ・ティー・エス
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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監修
 【監修者】

 吉野 勝美  大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻教授 
編集委員
  監修者

 吉野 勝美	 	大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻教授

 執筆者(執筆順)	 	

 吉野 勝美	 	大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻教授
 小野田光宣	 	兵庫県立大学大学院工学研究科電機系工学専攻教授
 多田 和也	 	兵庫県立大学大学院工学研究科電機系工学専攻助手
 西原  寛	 	東京大学大学院理学系研究科教授
 増田 俊夫	 	京都大学大学院工学研究科教授
 赤木 和夫	 	筑波大学物質工学系教授・学際物質科学研究センター長
 大西 敏博	 	住友化学工業(株)技術経営企画室担当部長
 佐藤 正春	 	日本電気(株)環境・材料研究所主任研究員
 大島 雅史	 	日本カーリット(株)研究開発センター主任研究員
 阿部 正男	 	日東電工(株)基幹技術センター主任研究員
 矢田 静邦	 	(株)KRI理事・エネルギー変換研究部長
 木下  肇	 	(株)KRIエネルギー変換研究部担当部長
 山崎 悟志	 	(株)KRIエネルギー変換研究部研究員
 齋藤 軍治	 	京都大学大学院理学研究科教授
 阿知波洋次	 	東京都立大学大学院理学研究科教授
 中山 喜萬	 	大阪府立大学大学院工学研究科電気・情報系専攻教授
 秋田 成司	 	大阪府立大学大学院工学研究科電気・情報系専攻助教授
 松井 久次	 	大阪ガス(株)材料事業化プロジェクト部部長
 山口 千春	 	大阪ガス(株)材料事業化プロジェクト部課長
 京谷 陸征	 	産業技術総合研究所新炭素系材料開発研究センター特別研究員
 古賀 義紀	 	産業技術総合研究所新炭素系材料開発研究センター副センター長
 河合  壯	 	九州大学大学院工学研究院助教授
 入江 正浩	 	九州大学大学院工学研究院教授
 堤   治	 	(株)荏原総合研究所
 中野  誠	 	宇部興産(株)
 池田 富樹	 	東京工業大学資源化学研究所教授
 石川 満夫	 	倉敷芸術科学大学産業科学技術学部生命化学科教授
 仲  章伸	 	倉敷芸術科学大学産業科学技術学部生命化学科助教授
 岡田 修司	 	東北大学多元物質科学研究所助教授
 中西 八郎	 	東北大学多元物質科学研究所教授
 戒能 俊邦	 	東北大学多元物質科学研究所教授
 川上 貴資	 	大阪大学大学院理学研究科化学専攻助手
 山口  兆	 	大阪大学大学院理学研究科化学専攻教授
 奥村 光隆	 	大阪大学大学院理学研究科化学専攻助教授
 工位 武治	 	大阪市立大学大学院理学研究科物質分子系専攻/化学科教授
 塩見 大輔	 	大阪市立大学大学院理学研究科物質分子系専攻/物質科学科助教授
 佐藤 和信	 	大阪市立大学大学院理学研究科物質分子系専攻/化学科助教授
 橋本 和仁	 	東京大学先端科学技術研究センター教授
 鯉沼 秀臣	 	東京工業大学応用セラミックス研究所
 髙橋 竜太	 	東京工業大学応用セラミックス研究所
 山内 尚雄	 	東京工業大学応用セラミックス研究所教授
 Maarit
 Karppinen	 	東京工業大学応用セラミックス研究所助教授
 本橋 輝樹	 	東京工業大学応用セラミックス研究所助手
 渡邉 正義	 	横浜国立大学大学院工学研究院教授
 徳田 浩之	 	横浜国立大学大学院工学府機能発現工学専攻日本学術振興会特別研究員
 辰巳砂昌弘	 	大阪府立大学大学院工学研究科教授
 町田 信也	 	甲南大学理工学部助教授
 苗村 省平	 	メルク(株)液晶事業部厚木テクニカルセンター所長
 長谷川雅樹	 	日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所主任研究員
 杉  道夫	 	桐蔭横浜大学工学部機能化学工学科教授
 三浦 康弘	 	桐蔭横浜大学工学部機能化学工学科助教授
 菅原 彩絵	 	東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻
 加藤 隆史	 	東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻教授
 大森  裕	 	大阪大学先端科学技術共同研究センター教授
 鎌田 俊英	 	産業技術総合研究所光技術研究部門有機半導体デバイス研究グループ長
 工藤 一浩	 	千葉大学工学部電子機械工学科教授
 西  美緒	 	ソニー(株)コーポレート・リサーチ・フェロー(業務執行役員上席常務)・マテリアル研究所長
 金子 正夫	 	茨城大学理学部教授
 藤井 彰彦	 	大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻学内講師
 北村 隆之	 	大阪大学大学院工学研究科助手
 柳田 祥三	 	大阪大学大学院工学研究科教授
 山本 秀雄	 	日本カーリット(株)電子材料事業本部電子材料製造部部長
 辻岡  強	 	大阪教育大学教育学部教養学科教授
 宍戸  厚	 	東京工業大学資源化学研究所助手
 森泉 豊榮	 	東京工業大学工学部教授
 安斉 順一	 	東北大学大学院薬学研究科教授
 平井 利博	 	信州大学繊維学部素材開発化学科教授
 Danilo
 De Rossi	 	Faculty of Engineering, University of Pisa, Professor of Bioengineering;
Director of the Interdepartmental Reserch Center“E.Piaggio”
 廣瀬 千秋	 	東京工業大学名誉教授
 島本 勇太	 	早稲田大学理工学部物理学科
 鈴木  団	 	早稲田大学理工学部物理学科
 石渡 信一	 	早稲田大学理工学部物理学科教授
 臼井 博明	 	東京農工大学工学部有機材料化学科助教授
 浜田 祐次	 	三洋電機(株)マテリアルデバイス技術開発センターBUディスプレイデバイス研究部
主任研究員
 横山 正明	 	大阪大学大学院工学研究科物質・生命工学専攻教授
 佐々木孝友	 	大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻教授
 森  勇介	 	大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻助教授
 吉村 政志	 	大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻助手
 久保寺憲一	 	住友大阪セメント(株)新規技術研究所取締役所長
 尾﨑 雅則	 	大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻助教授
 船田 文明	 	シャープ(株)ディスプレイ技術開発本部副本部長
 近藤 真哉	 	シチズン時計(株)技術研究所第三研究室室長
 高津 晴義	 	大日本インキ化学工業(株)液晶材料技術本部長
 佐藤  進	 	秋田大学工学資源学部教授
 福島 誠治	 	日本電信電話(株)フォトニクス研究所主任研究員
 町田真二郎	 	京都工芸繊維大学繊維学部助教授
 武田 寛之	 	大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程
 八木 俊治	 	京都大学知的財産企画室産学官連携研究員
 池田  進	 	山形大学工学部教授
 陸川 政弘	 	上智大学理工学部化学科助教授
 堀 美知郎	 	大同工業大学工学部機械工学科教授
 森川  茂	 	(株)KRI代表取締役副社長・受託研究本部長
 柳  雄二	 	トッキ(株)R&Dセンター
 村田 和広	 	産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門
趣旨 【本書の特徴】
分子機能材料や分子素子の科学技術はナノテクノロジーの進展と共に従来では考えられなかった新しい特性が見いだされ、全く新しい応用が可能となった。本書では物理、電子、電気、化学、高分子、生物、医学など学際領域に大きく広がっているこの技術の開発現状と将来の可能性についての知見を集約し、様々な分野での実用化、応用を触発する。

発刊にあたって

 
 21世紀の社会基盤を支える科学技術においては分子機能材料や分子素子がきわめて重要な役割を演ずる。特に,国家をあげてと戦略的にも取り組まれているIT(情報通信技術)は驚異的ともいえる超微細加工を施された無機半導体素子の開発の止まるところを知らないかとも思われる進展によって支えられてきているが,この流れに技術的にも原理的にも限界が見え始めてきた。これに対して,人間を始めとする生物が具えている神秘的ともいえる精緻で高い機能,アクティブな機能が有機分子の集合体で発現され,さらに個々の分子の性質がきわめて多様で,しかもそれ自体きわめて小さい機能体であることから,分子機能材料には大きな期待が寄せられているのである。
 こうした観点から分子材料,分子素子の重要性が指摘されて以来四半世紀以上経過したが,生物に匹敵しまたそれを超える分子機能材料や分子素子の実現は必ずしも容易ではなく,見通しが明らかになっているとはいい難い。それらの実現には,従来の半導体素子を始めとする無機系材料素子で発展してきた考え方や原理を適用するだけではなく,分子機能材料や分子素子に特徴的な全く新しい概念の導入が必要であり,ハード面のみならずソフト面においても,従来の常識を越えた新しい視点で研究に取り組む必要があろう。
 このような未来指向的研究の過程においても,すでに,従来の概念を超えた新しい分子機能材料素子,しかも現実性の高い材料,素子も現れ始めている。これらは未来素子への足がかりとなると共に,意外に近い将来実用化され,従来の限界,概念を超えた機能材料,素子,デバイスとして画期的なものとなる可能性が見え始めている。
 このような観点から分子機能材料や分子素子に大きい展開への準備ができあがりつつあると考え,平成6年,“分子機能材料と素子開発”を企画し出版した。これとまさに時を同じくして,すなわち,20世紀から21世紀の替わり目に至って分子機能材料素子の研究開発が飛躍的に進展を始めたのである。
 特筆すべきことをいくつかあげると,ここでまず最初に取り上げている導電性高分子に関することだけを見てみても,“導電性高分子の発見と開発”で,白川,MacDiarmid,Heegerの3教授に2000年ノーベル化学賞が授与されたこと,導電性高分子のコンデンサ応用が大きく進展しほとんどの電子機器の電解コンデンサに置き換わり大きな産業になったこと,導電性高分子を用いた有機ELの開発が進展し実用の段階に入りつつあることなど様々な画期的な進展があげられる。
 生物が有機分子材料から構成されていることからも分かるとおり,本来人間を含め,生物にとって有機分子はきわめてやさしい存在であり,また省エネルギーという観点からもきわめて期待が大きく,したがって,環境という観点からも今後非常に重要な地位を占めることは間違いない。実際,生物はその組織の構成,エネルギーの取り込みをすべて有機分子で実現しており,また役割を終えて寿命が尽きるとまた土にかえることからも環境に本来最も適合しているはずである。また,安全でやさしい科学技術の発展にとって,今後,自然から,生物から学ぶところもきわめて大きく,その点からいうと21世紀のテクノロジーにおいてはバイオ技術と深い関わりを持つ可能性が高く,積極的に取り組んでいく必要がある。
 ITが様々なところで様々な形でまさに社会に不可欠のものとしての利用され,さらにそれが高度化するに連れて,それまで知られてはいたが分子機能材料の様々な実際に優れた素子,デバイスとして活用できることが明らかになり,またその研究開発過程で分子材料にそれまで想像だにされなかったような新しい側面が見いだされるなど新しい段階に入っている。特にナノテクノロジーの進展と共に分子材料,有機材料のナノスケールでの精密加工が可能となり,そこから従来は考えもできなかったような新しい特性が見いだされ,全く新しい応用が可能となってきたのである。
 もう一つ特筆しておくべきはオプトエレクトロニクスの分野でフォトニック結晶の概念が提唱され,それが実証され始めたことであり,これは光に対する従来の常識を大きく転換するものである。これはITに新たに大きな寄与をすることになるが,これはまたナノテクノロジーの進展によってその開発が大きく促進された側面ももっている。
 分子機能材料や分子素子の科学技術は物理,電子,電気,化学,高分子,生物,医学など学際領域に大きく広がっており,これらの様々な分野の接触によって未来に対する大きな夢と期待に目を開いた優秀な研究者,学者,技術者が積極的に研究開発に参画したことが,この分野の研究を急速に展開させてきた要因の一つにあげられる。しかし,一方,学際領域の研究色が強いため,広くこの分野に関する研究の進展の現状を的確に把握することが必ずしも容易ではなく,自らの分野ですぐに役立つ可能性がありながら,他の分野での分子機能材料や分子素子の考え方に関するきわめて有用な新しい知見,研究状況を見逃していることも多い。
 本書はこのような事情に鑑み分子機能材料や素子の開発の現状と将来の可能性についての知見を集約し,様々な分野での実用化,応用を触発,推進するために互いを理解可能とし,シーズを提供することを目的に入れて編集を進めた。幸いにも,この学際領域において国内外で重要な役割を演じられている最先端の学者,研究者の賛同を得て,分担執筆をお願いすることができた。各執筆者はそれぞれの分野の第一人者であるがゆえに,きわめて多忙であったにもかかわらず快くご執筆いただいたことに対して編集者として深く謝意を表する。
 なお,本書の完成までこぎ着けることができたのは(株)NTS松風まさみ氏の熱意とご尽力があったからこそであり,併せて謝意を表する。

2003年10月  大阪大学大学院工学研究科教授 吉野勝美
 
 

書籍・DVDの内容

発刊にあたって
執筆者一覧
 
序論
分子機能材料の概念
 
第1編 材料(素材)編


	
 導電性高分子
 
第1節 構造と物性
導電性高分子の分子構造と性質
導電性高分子の結晶構造と性質
導電性高分子の構造とドーピング
導電性高分子の可逆的な構造と物性制御
 	
導電性高分子における結合の規則性,
高次構造と物性
最近開発された導電性高分子
 
第2節 導電性高分子の作製
導電性高分子の合成
系統別作製法─ポリアセチレン系
系統別作製法─PPV系
ポリチオフェン系
系統別作製法─ポリピロール系
 	
系統別作製法─ポリアニリン
ポリアセン・PAHs
液晶性導電性高分子の作製
高次構造制御,高純度化
 
第3節 低分子の導電性材料
有機電子材料の機能合成
単一成分有機物より成る有機導体
電荷移動錯体
 	
分子性金属の探索,設計と例
高導電体の例
 
	
 機能性炭素
 
第1節 フラーレン
フラーレンの構造的特徴
高次フラーレン
金属内包フラーレン
フラーレン固体結晶
フラーレンポリマー
 	
フラーレン生成過程
レーザ蒸発法とフラーレンの生成
フラーレン生成過程と「その場観測」
反応場温度とフラーレンサイズ
 
第2節 カーボンナノチューブ
ナノチューブの構造
ナノチューブの特徴
 	
合成プロセス
カーボンナノチューブの応用
 
第3節 ナノグラファイト
ナノ炭素構造の特徴とナノグラファイト
ナノグラファイトの合成と構造
 	
ナノグラファイトの応用
 
	
 フォトクロミック材料
 
第1節 低分子フォトクロミック材料
ジアリールエテンのフォトクロミック特性
 	
 
第2節 フォトクロミズムを利用する光応答性高分子液晶材料
光で相転移が誘起できる高分子液晶材料
分子内にドナーとアクセプタを有する
高分子アゾベンゼン液晶材料
光応答性高分子分散型液晶
 	
らせん構造を示す光応答性液晶
高分子アゾベンゼン液晶の光配向制御:
秩序←→秩序制御
 
	
 ポリカルボシランの合成と機能材料への展開
主鎖に不飽和結合を含まないポリカルボシランの合成と熱的性質
主鎖に不飽和化合物を含むポリカルボシランの合成と熱的性質
ポリカルボシランの光化学的性質
 	
ポリカルボシランの導電性
ポリカルボシランの光導電性
ポリカルボシランの発光素子への応用
 
	
 有機非線形光学材料
 
第1節 2次非線形光学材料
2次非線形光学効果
2次非線形光学用分子の設計
分子集合体における2次非線形光学特性
 	
結晶材料
電場配向ポリマー材料
その他の材料
 
第2節 3次非線形光学材料
3次非線形光学効果
3次非線形光学用分子の設計
共役ポリマー系
 	
共役低分子系
共役分子-金属・半導体複合系
 
	
 電気光学材料
電気光学高分子
電気光学高分子光導波路
 	
有機電気光学結晶
 
	
 有機磁性材料
 
第1節 分子磁性・分子磁性金属の理論設計
理論的定式化
-d系(TTF誘導体)
 	
-R・系(スピン分極ドナー)
将来展望
 
第2節 実験─分子性・有機磁性材料の精密分子設計・合成とスピンテクノロジー
第3世代に入った分子性・有機磁性研究
純正有機磁性体構築のための新しいアプローチ
分子微細構造テンソルなど量子磁気・スピン機能制御を可能にする精密分子設計
 	
単分子磁石
電子スピンテクノロジーとしての開殻系単分子および磁性系走査型トンネル顕微分光:分子スピニクスの課題
 
第3節 光制御磁性材料
磁性の起源と磁性体の分類
分子磁性体における光磁性
 	
光誘起強磁性
 
	
 超伝導材料―構造と物性―
 
第1節 有機超伝導体
金属的有機物から有機超伝導体への発展
 	
有機超伝導体の概説
 
第2節 セラミックス超伝導材料
高温超伝導体の結晶構造
 	
新規高温超伝導体の開発
 
第3節 電子相関機能性材料
銅酸化物高温超伝導体
マンガン酸化物超巨大磁気抵抗材料
 	
コバルト酸化物熱電変換材料
酸素エンジニアリング
 
	
 イオン伝導体
 
第1節 イオン伝導性高分子の現状と新しい研究展開
電解質と高分子
ポリエーテル中のイオン伝導の特徴と分子設計
 	
新しい高分子固体電解質:イオンゲル
高分子固体電解質の今後の展開
 
第2節 ガラスをベースとするイオニクス材料
リチウムイオン伝導性ガラス
ガラスのメカノケミカル合成とガラスセラミックス
全固体リチウム電池のための電極材料
 	
全固体電池用正極材料
全固体リチウム電池用負極材料
 
	
 液晶材料
 
第1節 ディスプレイ用液晶材料
液晶材料の種類
ディスプレイ用液晶材料の重要物性
 	
液晶化合物の構造と物性
最新のディスプレイ用液晶材料
 
第2節 フォトニック機能液晶配向材料
ラビング用配向膜
光配向材料
 	
メモリー性を持った液晶配向のための配向処理
 
	
 ミクロの分子構造・高次構造制御
 
第1節 LB法
LB法の基本技術
 	
LB法に基づく発展技法
 
第2節 セルフアセンブリ法による導電性高分子の製膜
分子セルフアセンブリ法
 	
機能応用
 
	
 無機・有機ハイブリッド
 
第1節 バイオミネラリゼーションにならう無機/有機複合材料の開発
バイオミネラリゼーション
 	
バイオミネラリゼーションにならう無機/有機ハイブリッドの創製
 
第2節 分子ビーム
分子ビームを用いた有機薄膜の作製と評価
分子ビームを用いて作製した有機超格子構造の電気的・光学的特性
 	
有機超格子構造のEL素子への応用:Alq3/TPD超格子構造EL素子
 
 
第2編 素子編


	
 電子素子―有機トランジスタ―
 
第1節 序論
 
第2節 素子
トランジスタ材料
 	
素子構造とデバイス応用
 
	
 化学電池
 
第1節 ポリアセン・PAHs電池
ポリアセン(PAS)キャパシタ
ポリアセン(PAS)電池
PASのリチウム二次電池負極への応用
 	
リチウムの吸蔵状態と安全性
PAHs電池
 
第2節 リチウムイオン二次電池
LIBの概要
LIBの電極活物質
 	
高分子ゲル電解質
純正高分子電解質
 
	
 光電変換素子
 
第1節 有機・高分子薄膜素子
光電変換の原理と有機・高分子薄膜への応用
有機半導体膜太陽電池
光化学系(1):光電子移動型
 	
光化学系(2):バルクヘテロ接合
光化学系(3):色素増感型
 
第2節 ドナー・アクセプタ型─導電性高分子/C60
導電性高分子とC60を用いたドナー・アクセプタ型太陽電池における光電流発生の原理
太陽電池応用に用いる導電性高分子とフラーレン
 	
基本的な太陽電池の素子構造
 
第3節 色素増感セラミック太陽電池
新しい太陽電池
色素増感太陽電池の発電原理
ナノ構造TiO2薄膜の特性
増感色素と酸化チタン表面との化学結合と電子移動のダイナミクス
 	
増感色素の分子設計
ヨウ化物/ヨウ素系電解質中の電子伝達と固体正孔輸送層
対極材料の改良
今後の太陽電池研究
 
	
 コンデンサ
 
第1節 アルミニウム固体電解コンデンサ
コンデンサの基礎技術
陰極材料の機能
陰極材料としての導電性高分子材料
 	
導電性高分子の自己修復性
コンデンサの特性と製品動向
開発動向と今後の課題
 
第2節 タンタル電解コンデンサ
機能性高分子コンデンサの動作原理
機能性高分子コンデンサの開発
 	
機能性高分子コンデンサの用途と今後の展望
 
	
 エレクトロクロミズム
有機低分子および非共役高分子材料
 	
導電性高分子のエレクトロクロミズム
 
	
 フォトクロミック素子
 
第1節 低分子系フォトクロミック分子の電子機能と応用
フォトクロミック・ジアリールエテン分子の電子機能
フォトクロミック光メモリーの非破壊再生
 	
電子機能変化のほかの応用
 
第2節 高分子アゾベンゼン液晶のフォトニクス─ホログラムと光アクチュエータへの応用
高分子アゾベンゼン液晶のホログラフィー
 	
光応答液晶ネットワークの光屈曲
 
	
 センサ
 
第1節 五感センサ
感覚情報と感覚器官
匂いセンサ
 	
味覚センサ
 
第2節 バイオセンサ
高選択性バイオセンサ
電子メディエータバイオセンサ
 	
直接電子移動型バイオセンサ
 
	
 アクチュエータ
 
第1節 ゲルアクチュエータ
高分子ゲル
高分子ゲルの電場による駆動
 	
高分子ゲルの駆動材料としての性能
 
第2節 導電性高分子を応用したアクチュエータ
アクチュエータの基本原理
電気化学的アクチュエータ
 	
異方性電気化学的アクチュエータ
 
第3節 生体模倣型高分子アクチュエータ─高分子製の作動装置─
ナノアクチュエータ
マイクロアクチュエータ
 	
マクロアクチュエータ
 
第4節 分子モーター
分子モーターのしくみ
 	
 
	
 エレクトロルミネッセンス
 
第1節 総論
はじめに:有機ELの特徴
有機ELの素子構成と研究開発
 	
発光機構と量子効率
蛍光から燐光へ
 
第2節 有機ELの高性能化
電荷輸送材料
発光材料
電極と注入層
 	
燐光発光
光取り出し効率
封止技術
 
第3節 低分子色素を用いた有機EL素子
低分子材料系有機EL素子の概要
キャリヤ輸送(注入)材料
発光材料
 	
有機ELディスプレイの製造方法
有機ELディスプレイのフルカラー化
有機ELディスプレイの特徴
 
第4節 有機ELを用いた新しいオプトエレクトロニクスデバイス
有機ELの機能デバイスへの展開
 	
2光演算デバイス
 
	
 非線形光学素子
 
第1節 波長変換素子
波長変換の基礎
 	
波長変換結晶
 
第2節 3次非線形光学素子
非線形屈折率効果と全光形光デバイス
全光形光デバイスに用いられる有機材料
有機材料を用いた高速光ゲート光スイッチ
 	
有機材料を用いた光双安定素子
有機フォトリフラクティブ材料とホログラムメモリー
 
	
 液晶
 
第1節 総論
液晶の一般的性質
液晶の応用
 	
液晶材料・デバイスの新しい展開
 
第2節 ネマチック液晶を応用したディスプレイ
液晶表示デバイス(LCD:liquid crystal display device)の基本構造
代表的な液晶表示モード
 	
開発経過と今後の展開
 
第3節 強誘電・反強誘電性液晶デバイス
強誘電性液晶(FLC)と反強誘電性液晶(AFLC)の特徴
配向方法
表示原理
 	
駆動方法
強誘電・反強誘電性液晶デバイスの問題点
アプリケーション
 
第4節 高分子分散型液晶デバイス
作製法
構造
光散乱型LCD
 	
高分子安定化(polymer stabilized)LCD
位相差フィルム
今後の可能性
 
第5節 液晶光コンポーネント
光学材料としてのネマチック液晶の特性
液晶フィルター
液晶回折格子
 	
焦点可変液晶レンズ
液晶による偏光制御素子
液晶を用いた波面補正デバイス
 
第6節 液晶空間光変調素子
液晶空間光変調素子の概要
電気アドレス型空間光変調素子
 	
光アドレス型
 
	
 光電導とデバイス
有機感光体
OPC感光体から画像入力デバイスへ
有機光導電材料の新規な画像入力
デバイスへの応用
 	
増幅型光センサとその画像入力
デバイスへの展開
ピクセル型面状画像読み取り表示デバイス
 
	
 光記録
PHB波長多重光記録
室温PHB材料および光ゲート型PHB材料
高多重度を示すPHB材料
多値記録
 	
近接場光記録
光磁気記録における再生分解能の向上
三次元光記録およびホログラム
 
	
 フォトニック結晶デバイス
フォトニック結晶とは
フォトニックバンド構造
フォトニック結晶中の欠陥
フォトニック結晶の作製
 	
フォトニック結晶の応用
フォトニック結晶光学素子
チューナブルフォトニック結晶
 
	
 圧電・焦電素子
 
第1節 材料
圧電・焦電ポリマー
圧電・焦電ポリマーの活性化プロセス
 	
圧電性の異方性
圧電・焦電特性
 
第2節 高分子圧電焦電強誘電素子の薄膜化と高秩序化
機能素子としての問題点
薄膜化
 	
高秩序化
 
	
 燃料電池
 
第1節 電解質
燃料電池
高分子電解質形燃料電池
高分子電解質膜
 	
フッ素樹脂系高分子電解質
炭化水素系高分子電解質
 
第2節 構造
燃料電池の種類
 	
固体高分子形燃料電池(PEFC)
 
第3節 水素吸蔵材料とシステム開発
水素貯蔵方法
 	
水素吸蔵材料の開発動向と課題
 
	
 有機薄膜のプロセッシング
 
第1節 ドライプロセッシング
素子構造
製造工程
有機材料の蒸着方法
 	
フルカラー
塗り分け方法
電極形成
 
第2節 ウェットプロセッシング─インクジェット
インクジェットの基礎
 	
パターニングの実例
 
略語一覧・事項索引